【ピアノレッスンのヒント♪】脱力について

【ピアノレッスンのヒント♪】は、普段のレッスンやコンクール講評、ピティナステップなどでよくアドバイスさせて頂くことを、ちょっとずつメモしていくコーナーです!

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「脱力」。これはきっと、多くの人が習得に悩むポイントでしょう。

ピアノ演奏における「脱力」とは、単に「力を抜く」ことではなく、必要な部分にだけ最小限の力を使い、他の部分をリラックスさせることを指します。つまり「完全にだらんとする」わけではなく、「使う筋肉と休む筋肉を分ける」ことが目的です。

まず、力みが取れると、打鍵の瞬間に鍵盤にエネルギーが素直に伝わり、芯のある音が響きます。また、無駄な力を排除できることで、スピードとコントロールが上がります。

なので、指が滑らかに動き、トリルやスケールなども格段に弾きやすくなります。身体の緊張が減るため、長時間の練習でも故障しにくくなります。

脱力の基本ポイントとして私が意識していたことは、大きく2点。

・音を出した直後に力を抜く
 鍵盤を押す「瞬間」だけ最小限の力を使い、次の瞬間にスッと抜く。

・姿勢と重心を整える。体幹を整える。
 骨盤を立てて座り、体全体でバランスを取ることで、腕や手の力を抜きやすくなります。

脱力の練習法としては、ピアノを使っての練習では、弾いた後すぐに力を抜いて腕をぶら下げる感覚を掴むことをやっていました。

また、「脱力」は感覚を育てる時間です。感覚の訓練が必要なので、さまざまなボディワークのレッスンにも参加しました。

アレクサンダーテクニーク、グリンベルクメソッド、フェルデンクライスメソッド、などなど、大学でワークショップなどが開催されたら積極的に参加していました。

ピアノを使わないで、感覚だけに神経を研ぎ澄ませる時間を取ることこそ、非常におすすめです。なぜなら、ピアノを演奏するのはとても複雑な動きの組み合わせなので、床の上でできないことがピアノの前でできるわけない、と思っているからです。

最初は「本当に力が抜けているのか?」と分かりにくいですが、
音の変化、腕の軽さ、疲れにくさなどで、少しずつ違いが実感できるようになります。

焦らず、少しずつ「頑張らない演奏」を体に覚えさせていきましょう。

 

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