ピアノレッスンに思うこと#006 – 何にフォーカスするか?

こんにちは。ピアニストの屋野晴香です。連載:レッスンに思う、第6回は「何にフォーカスするか?」です。

普段の練習でも、本番に向けた試演会などでも、要素を絞って検証と改善を繰り返し、積み上げていくのが大事だと思っています。

練習なら、「今日は譜読みを終えよう」、「弾きにくいところの動きだけやろう」とか、「自分の演奏を録音して、バランスと構成を確かめよう」でもいいと思います。

試演会なら、その日のテーマを「まずは暗譜の確認」としても良いですし、「技術面でスムーズにいくように」とか、「緊張しても身体をリラックスさせる」と置いて、何度か人前で演奏し、磨きをかけていくのもよいと思います。

ピアニストは他の楽器と違ってマイ楽器を使えず、ホールに置かれたピアノに苦戦することだってあるでしょう。

一発で全部成功させようと思わなくて大丈夫ですし、それができたら天才です・・・!

ただ、「人に伝わるような演奏を心がける」と言うのは、ちょっと抽象的すぎるかな?と思います。

相手の感受性はコントロールできないので、『具体的で自分でコントロールできること』について、練習や試演会のテーマ・目標設定とすると良いでしょう。

あなたなら、今日の練習のテーマを何に設定しますか?

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